『フジテレビ』に佐々木恭子は必要か？

>>827

私の言葉が足りなかったばかりに、このスレッドにご迷惑をお掛けして
しまったようで申し訳ありません。
私が言いたかったのはこういうことです。

世の中にあまた存在する安直ないわゆる「お涙頂戴もの」であれば、
楽しんで観賞するということもあり得るでしょう。いえ、むしろ「泣く」
という行為を大いに「楽しむ」べきかもしれません。
しかし、数ある映画の中には、「楽しむ」という言葉が決して馴染むことの
ない作品も、やはり少なからず存在する筈です。
たとえその言葉が、作品に対してではなく、映画を観るという行為そのもの
にだけ向けられたものであったとしても。
言い換えれば、
ある一定以上の感受性を持ち合わせた者ならば、少なくとも、その放映前の
コメントの中で、「お楽しみください」などという言葉はとても使う気に
なれない筈の作品がやはり厳然として存在するだろう、
ということです。
私の乏しい映画鑑賞歴の中からだけでも、アラン・レネの「夜と霧」やトランボ
の「ジョニーは戦場へ行った」など、数作を挙げることができ、あの晩放映
されたデ・シーカの「自転車泥棒」もその一つであろうと思います。
これらの作品を鑑賞することによって、結果的にカタルシスを得ることは
当然あり得るでしょう。しかしそれをもって「楽しみ」であると公言して
憚らない人がいるとしたら、私はやはりそのデリカシーを疑います。

長々と場違いな書き込みをしてすみませんでした。
映画板に戻ります。