5ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

後藤真希

1 :名無し:02/03/24 20:01 ID:eOtN2CPV
可愛いと思うか?
後ズニアの田口淳之介が後藤真希ファンというのは許せるか?

2 :ナナシ:02/03/24 20:02 ID:XK4jYaqV
あとずにあ?

3 ::02/03/24 20:04 ID:p3/1r5oz


4 :名無し募集中。。。:02/03/24 20:04 ID:Fi2wTpR0

2ちゃんねらーの力でスターを誕生させましょう!
“不正投票無し”の人海戦術で2ちゃんねるの底力を見せましょう!
地道に『1日3票、携帯も合わせて6票』で投票願います。

『クラリオン WEBアイドルコンテスト』
http://www.clarionsoft.com/
2ちゃんねる党推薦候補は、エントリーナンバー「1462」
ハンドル名/芸名 『佐野 衛』さんです。

上記WEBの下の方『投票結果一覧(今月)』のリンク
で現在なんとか1位ですが、クラリオン側の不正で、いつ下げられるかわかりません。
(不正投票分は、「無効票」として落されるので、正規投票の徹底よろしくお願い致します。
投票ページへの直リンクも禁止されております)

http://live.2ch.net/test/read.cgi/festival/1016866965/l50

5 :ななC:02/03/24 20:05 ID:qYvDNn+I
クラスのアイドルなんかよりはずっとレベルは上だと思う。

6 :おめこ投げまくり:02/03/24 20:05 ID:5NwRNWhj
( ´D`)ノ ≡≡≡ ((゚))

7 : :02/03/24 20:06 ID:/fPCHTV4
ズニアって俗語があるんだ。はじめて知った。

8 :まる2:02/03/24 20:17 ID:IVgryfhS
偽りのカケラも無かったことを
http://sportsup.jp/~inasaku/

9 :b-cr:02/04/01 04:30 ID:eyzkyEVA
ここ もらっちゃいます。

まだまだリファイン不足ですけど
習作のつもりで書いてみました。

まぁたぶん気づかれないで終わるでしょう。


10 :b-cr:02/04/01 04:30 ID:eyzkyEVA



untitled





11 :untitled:02/04/01 04:32 ID:eyzkyEVA

introduction

どうして忘れていたんだろう?
大事なこと、これ以上ないくらいの大事な人だったのに…

私は涙を流した。
久しぶりに会えたという懐かしさよりも、
大事なことを忘れることで忌避していた自分自身への悔恨。
逃げることを貫き通してしまうともっと大切なものを失ってしまうこともあるんだって、
ようやくわかった。
そんなことを誰も教えてくれなかったよ。
大切なことが何なのか全然知らなかった。
教えてよ。私はまだ何もわかっちゃいない。
涙が止まらない。




12 :untitled:02/04/01 04:33 ID:eyzkyEVA
 この街はいつでもせせこましく動いている。
外資系有名カフェの店舗では世界一の売上だというこの店に
運良く入り込むことができた。まぁ1人と言うことや平日の昼間と言うことも
あるだろうが、それでも、こんな2階の特等席に座れるなんて珍しいことだ。
渋谷駅前のスクランブル交差点。これで平日だと言うことが
にわかに信じられないくらいの人出。ガラス1枚を隔てた世界は別世界。
濃密なエスプレッソの香りに包まれていると、喧噪が色のない
昔のトーキー映画のようだ。
弁舌師は私が口止めしているからサイレント・トーキーなのかな?
これで店内も静かなら完璧なのに…

バーテーブルに置いた腕の上に頭を置いてみる。
最近伸ばし始めた髪が顔を覆う。面倒なのでそのまま覆うに任せる。
我ながら普段でもぼーっとしている顔だと思う。
その顔が、この状態だともっと弛緩しているだろう。
あんまり見てくれはよくない。
起きるときにチェックしないといけないな。
そんなだから、隠れているのは逆に好都合かもしれない。
店内は空調が利いていて温度に不満はない。でも外は雨上がりの3月。
風も強く、ちょっと気張って薄着にしている先取り屋さんを悩ませていた。
そして、そっと目を閉じた。



13 :untitled:02/04/01 04:39 ID:eyzkyEVA
それにしてもヒマだ。約束の時間までにはまだまだ時間がある。
今日もその約束の時間までには、これといってすることがない。
だから、このスタバでゆっくり出来た事はとても幸運なのだ。
この繁盛した店内では背後から早く避けろ光線が飛び交っている。
目を閉じていても感じるくらい痛い視線だ。
だが、こっちも負けてはいられない。それくらいでめげてしまうほどの繊細さは、
この際忘れてしまおう。ヒマが羞恥を凌駕した。
策1。店内の現実を遮断するためにイヤーヘッドフォンをつけてみる。
このイヤーヘッドフォンの先端にはポータブルCDプレイヤー。
中に入っているCDはR焼き。友人のマリーにもらったものだ。
いまはもうない幻になってしまったバンド・初恋の嵐の「untitled」。
この1曲がさっきからエンドレス・リピートになっている。
きょうはそのバンドの追悼ライヴが行われるのだ。
会場時間が近くなったら屋根裏の前には顔見知りが集まっているだろう。
そうしたら、このヒマな状態もチョットはましになる。
と言っても、私は友人が少ない。16年生きてきた中で片手に余るくらいしか
友人と呼べる人はいない気がする。
私は友人が多いことに憧れはない。逆にうざいと思ってしまうくらいだ。
たぶん相手もそう思っているだろう。そんな雰囲気は伝わってしまうものだ。
だから、ヒマつぶしなのだ。お互いにもっと気の置けない相手が現れたら、
三々五々拡散していく。そんな間柄だ。



14 :untitled:02/04/01 04:41 ID:eyzkyEVA
1ヶ月ほど前に学校を辞めた。
この時期には満開の桜が見られる、某名門女子高校だ。
高校1年の2月。辞める時期としてはかなり中途半端。
でも、これ以上あの世界に身を浸し続ける気にはなれなかった。
やる気のない私にしては珍しいくらいの意思表示。
だからだろうか、先生はおろか両親でさえも反対はしなかった。
それはそれでさみしい気もするが、止めてくれたところで満足するのは、
私のちっぽけな自尊心くらい。大勢に影響はないことだ。
親の前ではイエスマンで通してきた私に対して、
驚きはあったかもしれないが、はじめての意思表示を多少歓迎してくれた節がある。
でも、理解を示してくれたと言うよりも、
期待されていないと言うほうが正しいかもしれない。
とにかく、あの中には、判を押したような同じような人格だけしかなかった。
いや、人格と表現していいのかも疑問に思う。
伝統、慣習、貞節。それらが持つ外見の良さだけを伝承したような、
そんな張り子のような世界に耐えられなくなった。
生活観のまるでない世界。実世界とは隔絶された異世界が、そこにはあった。
個性と言う単語は辞書から抹消されていたかのよう。
どちらを見ても同じ顔の連続。それは自分自身も同じこと。
見回せば自分自身の万華鏡。
私は自分の顔の造作に嫌悪感はないが、型にはめ込められた自分を見るのは嫌だ。
そのコピーが幾つも幾つもあるなんて考えたくもない。
ただ、ここの制服はかわいいと評判が高い。客観的に見たら清楚にまとまっていて、
確かにかわいいとは思う。しかし、私にはそれさえも没個性の旗頭にしか見えない。
なにもかもが耐えられなくなった。それが先月。
この学校に通いはじめて3年10ヶ月になろうかという時だった。



15 :untitled:02/04/01 04:43 ID:eyzkyEVA
「いいんじゃない。ごっちんらしいと思うよ」
数少ない友人の一人・よっすぃーはそう言った。
彼女との付き合いはそう長くない。去年のゴールデンウィークからだから
まだ1年たっていないんだ。知り合った場所はエッグサイト。
確か京都のバンド・サンプリングサンを目当てに行った時。
そのときには少ししゃべった程度、でも翌日に偶然学校内で会ってから
意気投合するようになった。
この学校の中にも、下界との繋がりを持っている人がいるんだ。
それが妙にうれしかった。学校内ではそんな素振りは一切見せないが、
よく下校途中に落ち合って語り合った。
あの学校内のことを割り切って考えることのできるよっすぃーが、
正直うらやましかった。
よっすぃーと同じように考えている人間もあの学校内にはいるのだろうが、
それを積極的に調べたいとは思わなかった。
話してみると、あの学校内の無個性が一層浮き彫りになってきた。
1学年それぞれ3クラスしかないなかの同学年。
なのにお互いまったく知らない存在だった。
中高一貫教育のあの学校としては異例の高校入学。
つまり1ヶ月しか対象期間がないわけだから、気づかなくても
しょうがないのかもしれないが、中学から一緒のはずの他の子は、
顔と名前が一致していないのもまた事実。
「うちは、ごっちんのとことみたいに裕福じゃないから。
しかもこんな学費の高いところに無理して入れてくれるから
無体なことは言えないし、それに少ない小遣いでさえ止められちゃうよ」


16 :untitled:02/04/01 04:47 ID:eyzkyEVA
よっすぃーこと吉澤ひとみは背の高い、こざっぱりとした美形。
大きくつぶらで透明なブラウンの瞳。整った鼻りょう。
パーツの一つ一つを検証すると、はっきりくっきりしているのに、
それらが集まってもくどさを感じない。
それは彼女の人柄に因るところが大きいのかもしれない。
例えるなら宝塚の男トップ。下手な男よりもカッコイイと思う。
だが、どんなにもとの造作が整っていても、
好まれるかどうかとは別問題の様だ。じっさい女子校内の人気は置いて置いて、
他学校からモーションをかけられる数では、私のほうが多かった。
これは自慢でも欺瞞でもない。厳然たる事実。
性格の吟味なんか初見でできるはずがないのだから、単に顔の好みだろう。
垂れていて少し離れ気味の目。私自身は嫌いじゃないが美しいと思ったことはない。
もうちょっとこうしたら良くなるんじゃないか。良くなるんじゃないか。
始終、鏡を見つめている。この微妙な差異を気づいてくれる人はいるのだろうか?
いなくても私は鏡を眺め続けるだろう。
よっすぃーはどれくらい鏡とニラメッコするのだろうか?
一度改めて聴いてみたい気がする。
あの雰囲気を醸し出すのには、いったいどうしたらいいのだろうか?
私自身は女色の気があるわけではないが、よっすぃーには憧れがある。
私にアプローチしてくる男には今のところ興味がないけど、
よっすぃーにならチョット揺らいでしまうかもしれない。
危ないかな?
実際学校の中で制服姿のよっすぃーははっきり他と区別することができる。
美醜の問題ではなく、存在のあり方だろう。
つまり、よっすぃーはあの中で埋もれようとは思っていない。
ネガティブな表現をすると浮いた存在なのだ。
あの学校にいるすべての生徒がまったく同じ人格なのではない。
処世として迎合術に長けているだけなのだ。
日本の社会にとって、それはとても重要なことでなくてはならないのならば、
そんなことを、若くから覚えられるあの場所はとてもいい学舎だ。
と思っていいのか?
そういえばあんな学校内だと同姓にもチヤホヤされそうなものなのに、
それでさえもない。いったいどうなっているのだろう。
でも、いくらよっすぃーよくできた人間だとしても、
それよりも魅力のある男がいないのはどういうことだろう。
手取り早く近場で調達できてもよさそうなものなのに、ナゼか興味がない。
以前はこんなんじゃなかった気がする。いったいいつからこんな風に…
わからない。思い出そうとするとあるところで行き止まりになり、
それ以上どこへも進めなくなる。
なぜ?


17 :untitled:02/04/01 04:48 ID:eyzkyEVA
ヒマだ。
お金に不自由はしていないけどヒマすぎるのも困りもの。
やる気はないけど暇つぶしにアルバイトでも始めようかなぁ。
ほとんど冷めてしまった、残り少ないキャラメルマキアートを一気に飲み干す。
甘い。
そして飲み終わるのを待ち構えていたように、「untitled」のリピートがまた始まった。


18 :untitled:02/04/01 04:50 ID:eyzkyEVA

お願いだ、僕に触れる術を見出さないで
お前が望むものなど ここには残ってないよ

一晩中君に触れる術を考えてたんだ
自分でさえも欺く 心は残ってないよ

ずっと前のある場所で すべてが動き出していたんだよ
思い出の重さが 二人を動けなくしているだけ

悲しみをコインに変えて生きていく
お前が望むものなど ここには残ってないよ

恐怖心と意地だけが お前と僕をつないでいるのなら
多分罪深さで僕は動けなくなってしまうから

喜びの余韻は消して生きていく
お前が望むものなど ここには残ってないよ
(written by西山達郎「初恋の嵐」)



19 :untitled:02/04/01 04:51 ID:eyzkyEVA
抑制されたギターのカッティングが淡々と連なる。
西山のヴォーカルも大きな感情を表に出してこない。
シンプルな3ピースで派手なギミックもない。
こんなに抑えられているのに心に響いてくる。
抑えられているからこそ、リピートしてしていも聴き飽きないのかもしれない。
聴いているうちに、何度泣きそうになったことか。
かろうじてとどまっているけど、目が潤んでいるのは確実。
いったいこの曲のどこに私の感情を揺り動かす力があるのだろう。
もしかしたら私の記憶の一部が呼応しているの?
わからない。

いつもだったら、この曲でマッタリとした気分に浸れるのに、
なぜだろう。きょうは覚醒してくる感じ。高揚。胸騒ぎ。
きょうが西山さんの追悼ライヴと言うのも関係があるのか?
いや残念ながら西山さん自体には思い入れはない。
だとしたら何?
考えることに耐え切れなくて目を開けた。

ガラス窓の向こうに白い犬がいた。
白い大きな犬。
はす向かい。スクランブル交差点の向こう側から、
白い犬が私を見つめていた。
窓ガラス越しだと言うのに、異様なほどの存在感があった。
きれいな白い大きな犬。
透き通るように白い体毛。ピンと立てた両耳。聡明そうな双眸。
ゴクッ。思わず唾を飲みこんだ。


20 :b-cr:02/04/01 04:52 ID:eyzkyEVA
きょうはここまでです。

さていつまで続くことやら…

21 :名無し娘。。。:02/04/02 15:34 ID:GW15/XOQ
dat落ち

22 :名無娘。。。:02/04/04 03:30 ID:BVfZw1ta
waruagaki

23 :名無し娘。:02/04/06 01:17 ID:22QRvqEl
保全してみたい

24 :untitled:02/04/07 20:55 ID:aTIK8QNq
白い大きな犬。
こんなに人がいるのに誰一人として、そちらを見る人がいない。
あんなに目立っているのに…
でもこの人出。どうやってあの犬を避けているのだ。
ここから見る限りだと、誰も気にしていないし避けている様子もない。
また唾を飲みこんだ。
確かめに行ってみよう。ドンドン気分が高まってくる。
得体の知れない不安よりも、興味が凌駕した。
こんなに積極的に行動しようと思えるのは久しぶりだ。
立ち上がろうとして、ハタと気づいた。
手鏡を取り出して髪形のチェックをしかないと…


25 :untitled:02/04/07 20:56 ID:aTIK8QNq
スクランブルが空けるのが待ち遠しい。
すぐ向こうなのに近づけないもどかしさ。
さっきと変わらない大きさに見えているのに…
えっ?さっきと変わらない…
少なくともスタバにいたときよりも近づいているはず
と言うことはどう言うことなの?
気が急いてきた。白い犬は相変わらず私をまっすぐ見つめている。
信号が変わらないのがもどかしい…

信号が変わった。私は走った。
体育の授業中でもこんなに急ダッシュをかけたことがないくらい。
私は走った。白い犬を見つめ返しながら走った。
相変わらず同じ大きさで変わらない。
私は走った。

3mの位置まで近づいた。
白いパピヨン。
パピヨン? パピヨンならこれくらいの小ささで普通だ。
小型の愛玩犬。
じゃあさっきまで見えていた大きさはなんなの?
どうして他の人には見えないの?
もしかしたら私だけを待っていたの?
なぜ?どうして?なんで?
疑問符の嵐が息切れた私の頭をあふれる。
でも答えなんかわかるはずもない。
小さな白いパピヨンは、私がこの位置まで近づくのを待ってから、
フッときびすを返して歩き出し、そのまま雑踏の中に溶け込んでいった。
いや本当に消えた気がした。私が声をかける余裕を与えてはくれなかった。
待っていてくれたように見えていたのに…
きびすを返す直前。私に微笑んだように見えた。
犬の笑った表情。それってどんなのだ?
その印象を具体的に伝えるのは難しい。でも笑ったように見えた。
混乱が収まってきて、回りの様子が見えてきた。
ハチ公銅像の目の前。こんなにも多くの人たちがたむろしている。
強い風が吹いた。
空にはツバメが舞っていた。


26 :untitled:02/04/07 20:57 ID:aTIK8QNq
まだ混乱している。
追いかけようかとも思ったけど、なぜか見つからない確信があった。
そんな確信はどこから生まれてきたのだろう? よくわからないけど…
もしかしたら、っていう気もしたけど…
時計を見た。3:30。まだ約束の時間までには2時間もある。
もう一回スタバに入っても順番待ちになるのがオチだ。
別のところで時間をつぶそう
白い犬のいたはずのところを後にしてセンター街を行く。
ここからスペイン坂を登れば屋根裏はすぐそこ。
でも、そのまま屋根裏の前まで行く気にはなれない。
この不思議な出来事をじっくり整理する場所がほしい。
でもあんまりお金はかけたくない。
お金がないわけじゃないが使いたい気分じゃない。
歩きながら思案した結果、フレッシュネスに居座ることにした。


27 :untitled:02/04/07 20:58 ID:aTIK8QNq
お金に不自由はしていない。
アルバイトをしなくても親からもらう小遣いだけで、普通以上の遊びができる。
1ヶ月5万円。学校をやめてからもこの高額の小遣いをもらえている。
これはアルバイトをするなと言う宣告にも感じるが、
たぶん私がアルバイトをし始めても、母は何も言わないだろう。
結局、私には何も求められてはいないのと同じ。
背負うものがない分気楽だと言う考えもあるが、何もないのも寂しいものだ。
私にはよくできた弟がいる。顔はすごく似ているが世渡りも頭の回転も弟のほうが上。
私が学校をやめたときも
「あと2年くらいなんだからもう少し辛抱したらいいのに」
感情のコントロールも身に付けた生意気な弟。
ケンカをふっかけても、一応相手をしてくれて、その後は折れてくれる。
どちらが年上なのかわかったのもじゃない。
だから親のご機嫌取りは弟に任せようと思う。
「姉ちゃん。ずるいよ。でもそれも姉ちゃんらしいけどね。
まぁ任せてもらってもいいよ」
最初からそのつもりではあったが、面と向かってこう宣告されてしまうとは。
まったく勝てない…


28 :untitled:02/04/07 21:06 ID:aTIK8QNq
私には犬を飼っていた記憶はない。3、4才くらいの記憶なら確実に残っている。
私の記憶の範囲外。そのより以前に飼っていたことがあるのだろうか?
母に聞けばわかるかもしれない…
私の家は、曲がりなりにも庭のある一戸建てだ。
犬を飼うスペースがないわけじゃない。
なぜなら爬虫類のイグアナが部屋のひとつを占拠している。
室温コントロールのためなんだそうだ。
爬虫類がよくって哺乳類だからダメだってことはないだろう。
でも、もし飼っていたとしても、どうしていま突然現れてくる。
あの場所のハチ公が現れてきたなんて陳腐な発想はゴメンこうむりたい。
もちろん、あの犬がまったくのアットランダムの事象だったとは考えられない。
それならば、別に私がスタバにいるときじゃなくてもいいわけだ。
あの時間に起きるようになっていた?それもどうだろう
できるなら、怖いような現象じゃなくてファンタジックな内容がいいなぁ。
こんな風に考えられるってことは、結論は出ようがないけど、
自分自身で整理できる段階まできたと言うことだ。
もう過去のことになりつつある。顔に思い出し笑いが込みあがってくるようだ。
ここまで来たら、あとはよっすぃーにでも聞いてもらえば大丈夫。
結論が出なくても平気。
そんなものだ。
自分の楽天的な性格にちょっと感動。
顔がほころんでいるのがわかる。


29 :b-cr:02/04/07 21:10 ID:aTIK8QNq
あ 読んでくれている人がいる…
どうもありがとうございます

そして
>>21 >>22 >>23
保全ありがとうございます

たぶん一週間に一度くらいしか更新できませんが
読んでくれただけでありがたいです

それにしても
まだ登場人物少なすぎ
これだと ぜんぜんここでやる必要ないし…


30 :untitled:02/04/07 23:55 ID:aTIK8QNq
そこへ派手な色の少女が目に入ってた来た。
白地に赤い花のプルオーバー、赤のフリルミニスカ、白のスパッツ、
金髪、平均的な女の子よりも格段に小さな体。
その彼女と目が合う。マリーだ。
「よぉ、ごっちん早いねぇ。もう来てたんだ」
そうしゃべりながら私の対面に座る。
私の“ごっちん”と言うあだ名も彼女がつけたのだ。
3つ年上だが、それを感じさせない人懐っこさを持っている。
ライブハウスで知り合いのいない私に、はじめて声をかけてくれたのは彼女だった。
「マリーでいいよ。矢口真里だからマリー。わかりやすいでしょ」
私が行くライブにはほとんど彼女もいたらしく、それで声をかけてくれたらしい。
私はと言えば、そこに誰が来ているかなんて全然考えていなかった。
それ以来、彼女以外にも知り合いができてきた。
その中の一人がよっすぃーだったわけだ。
あいさつもそこそこに、マリーはさっそく買ってきたハンバーガーをパクつく。
「おんなかすいたぁ。あっ、きょうはいちおうバイト帰りだかんね」
彼女はフリーター。どんなバイトをやっているのかは知らないが、
(何度も聞いたのだが、聞くたびに違うみたいなので覚えないことにした)
彼女はライブを見るためにバイトしているようなもの。
週に3本は確実に見ているだろう。
そんな彼女に薦められたのが「初恋の嵐」だった。
この曲を教えてくれたことには大きく感謝している。


31 :untitled:02/04/07 23:56 ID:aTIK8QNq
ただ… マリーにもらったCDを聴いて感動し。そのつぎに会ったときには、
感謝の意を伝えた。
「後藤、気に入りました。彼らのライブ見てみたいです」
だけど、そのときマリーは悲しい顔をした。
「ごめんね。もうそのバンドないんだ」
「ボーカルの西山くんが先週死んじゃったんだよ」
「えっ?!」私は聞き返す。

あのときのことを反芻してみた。
そして、きょうはその西山さんを偲んでのライブが行われるのだ。
「さっきは笑っていたくせに、マリーを見たとたん暗くなってんのか?」
見られていた。さっきの奇怪な表情をマリーに見られていたのだ。
一瞬、白い犬のことを話そうかとも思ったけど…
やっぱり、それはよっすぃーに話そう。
「さては、まだ学校を辞めたことを悩んでいるんだなぁ。
そう言うことなら、このマリーさんに相談しなさい。
ドロップアウトのことなら任せときなっ!」
体は小さいが頼もしいお姉さんだ。そっちの悩みが出てきたら、
まっさきに相談することにしよう。
「違うんです。マリーさんの顔を見たら初恋の嵐のことを思い出しちゃって」
それはウソではない。
「…そうだね。自分が教えたタイミングが悪かったかもね。
正直悪かった」
そう言ってマリーは、テーブルに頭をつけた
「あ、そうだ。あとで圭さんを紹介するね」
「圭さん? って誰ですか?」私は訝しむ。
「ふふふ、そのうちそのうち」
マリーは含み笑いをしている。本当に圭さんって誰なんだろう。


32 :untitled:02/04/07 23:57 ID:aTIK8QNq
「ねぇごっちん、ちょっと立ち上がって」
えっなになに?
マリーは左手をあげて手のひらを回転させている。
どうやら私に回転しろと言っているようだ。
私はその場に立ち上がりゆっくりとターンして見せた。
「いいねぇ、ごっちんは一見普通なのに、ごっちんが着ていると特別に感じるもんなぁ」
ため息まじりにマリーは言う。
この日の私の服は
赤いパーカにデニムのカットオフスカート、NB。
ホントに何の変哲もないものだった。
マリーはこんなときに駆け引きを用いたりしない。
始終駆け引きの場にあったあの学校のときとは大違いだ。
マリーのような人物に会えただけでもライブハウス通いの成果があったと言えるだろう。
そんなマリーに誉められたのだから素直にうれしい。

いい気分になって、ふと時計を見る。
「えっ、もうこんな時間だ。
マリーさん。よっすぃーと待ち合わせがあるんで後藤はこれで。
あとでまた会いましょう。」
「あっ、もしよかったらこのアイスコーヒー飲みませんか?
ぜんぜん口付けていませんよ」
するとマリーはうれしそうに答えた。
「ホント?いやぁ実はお金がなくって飲み物まで買えなかったんだぁ
アリガタヤ、アリガタヤ」
…私を拝んでいる。やっぱり生活大変なんだな。
私は微笑みながらアクアマリンの香りの横を通り抜けて、
フレッシュネスからパルコパート3の無印良品売り場へ急ぐ。


33 :b-cr:02/04/08 00:02 ID:JlNuzjwi
余りにも情けないので
もう一人登場人物が増えた時点まで掲載しておきます。
だからと言って広がったかは別問題ですな。

しかし遅々として進まない。
このままだとどれくらい書けばいいのだろう?
と言うか書くのか?

34 :名無し娘。:02/04/09 22:19 ID:9RPPGP3B
初恋の嵐の追悼ライブはeggsiteであったと聞いたが


35 : ◆KOSINeo. :02/04/11 01:27 ID:CL9MXMnM
>作者さん
小説総合スレッドで紹介&更新情報掲載しても良いですか?
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/ainotane/1013040825/

36 :名無し娘。:02/04/11 02:56 ID:NzfXUYc7

更新ありがとう(●´ー`●)

楽しみに待ってます。
 

37 :b-cr:02/04/11 22:28 ID:E0bDN9NG
へたれ作者です
当然のように続きはまだ書いていません…

>>34
実名に限りなく近い人が出ていますが
いちおうフィクションと言うことで…
イタイトコツイテキマスネ

>>35
あそこのスレはいつも見ています
正直 そこに情報が書き込まれるほどのレベルではないと思いますが
私自身のブラッシュアップには
多くの目にさらしてしまったほうがいいのかもしれません
返答が遅れましたが
◆KOSIeo.さんの判断にお任せいたします
こんなヘタレでもよろしければ…

>>36
読んでくださってありがとうございます
更新はできるだけしたいと思っていますので
これからもよろしくお願いいたします

38 :名無娘。:02/04/13 07:38 ID:OJUQ07PF


24 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.04.00 2017/10/04 Walang Kapalit ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)